家計のキャッシュフロー表


第10章 事前に用意するもの。
キャシュフロー表を作成するために、事前に次の資料を用意しましょう。

(1)家計口座の通帳・・・生活の「基盤費」(電気・ガス・電話料金等)は通常、口座から引落されているご家庭が多いと思います。この通帳をご用意ください。この本ではその口座を家計口座と呼びます。

(注)家計口座について。
家計口座とは、主に水道、電気、ガス、電話代、新聞代などが、家庭生活を送る上で、その基盤を支えている費用を引落している口座を指します。それらの費用が毎月、あるいは隔月に、または必要に応じて引落されているあなたの預貯金口座です。口座引き落としが普及して、色々なものが引落しの対象になっています。電話代などでは固定電話と携帯電話が別になっています。さらに家族ごとに複数携帯電話を持っているご家庭では料金が異なり、それぞれに引落しがされている場合も珍しくありません。最近ではインターネット使用料などもバカにならない金額です。つまり、口座から引き落としされているもの、すべてを出してみましょう。そして、その中には生活費とは違う、例えば、生命保険料や国民年金保険料を引き落としにしている場合もあるかもしれません。ただ、これらの支出額は銀行や郵便局の預金通帳に記帳されていますから、つかみやすいものです。通帳がとってあれば、この何年間の支出状況も分かります。これらの支出には、新聞代などの定額支払いのものと定期的な支払いだけれど、使用量によって差の出来るもの、例えば、電気やガスのように、暑さ、寒さなどの季節的変動によるタイプものもあります。さらに、年に数回という限られた支払いやカード決済のように使った都度支払い請求の起こるものなどがあります。季節的変動の影響を受ける暖房をガスに頼っているか、電気に頼っているか、あるいは灯油に頼っているかによって、ご家族の支出の差は大きく変わるはずです。支出する目的は暖房だけではありませんから、夏になって、汗をかく機会が増えれば、当然、水道代が増えるわけです。そのような皆さんのご家庭の独自の支出の流れを検討してみましょう。通帳はひとつとは限らないかもしれません、必要なものはすべてそろえてみましょう。



(2)給与明細書・確定申告書(写)など・・・会社勤めをされている方は必ず、給与明細書や賞与明細書をもらいます。そこには収入も記載されていますが、一方で支出も記載されています。所得税などは控除によって、大きく変わりますから、重要な資料です。また、自営業者の皆様は確定申告書など同じように収入と税金・社会保険料などが分かる書類をご用意ください。また年金などでお暮らしの方はその支給明細書をご用意ください。

(3)住宅ローン返済書など・・・住宅ローンなどお金を借りたときには、必ず返済書が送られてきます。金利や返済期間など重要な書類ですので、ご用意ください。

(4)年金受給予定表・・・社会保険庁に申し込むと年金のおおよその受給額を知らせてもらえます。50歳を過ぎた方は必ず、その年未満の方でも関心のある方は取り寄せておきましょう。

(5)借入金の返済予定表・・・借入金の返済をされている方は返済スケジュールの分かる資料を用意しましょう。

(6)毎月、定期的に支払うもの。・・・家賃、学費などです。これらの数字は事前に、把握しておきましょう。

(7)そのほかに必要なものは、最も重要な生活費の資料です。食費、衣料費、さらには医療費などです。ただ、これらの費用は前述したものとは異なり、額も様々ですし、出費する時期も異なります。ただ、主婦の方ならば、大まかに、月に支出する額は把握していることだともいます。医療費も、糖尿病のように、定期的に通院する持病を持っている方は、年間のペースで、支出額を把握しておきましょう。


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