家計のキャッシュフロー表


第8章 キャシュフロー表作りのための事前準備をしましょう。

1.ご家族の一覧表を作りましょう。

山下:「鈴木さん。まずご自分のご家族の一覧表を作成しましょう。キャシュフロー表の基本は家計を共にするご家族ですから大事なことです。つまり、現在のご家族だけでなくて、将来、もう一人お子さんを作るご予定だったり、お父さんやお母さんとの同居を考えている方なら、その人達も加えておくべきなのです。さらに、最近は本当に家族同様にペットと暮らしている方も多いようです。そのような方には、ペットも家族表の中にいれておきましょう。キャシュフロー表の基礎はご家族にかかる費用の対策を立てることですから、ペットにお金をかける方はその対策も必要になります。」
鈴木一郎:「うちにも、ミケがいます。いつのまにか居ついてしまったのですが、可愛いものですから飼うことにしました。ほとんどお金はかけてはいませんけれど、せっかくですから家族表に入れておきましょう。」


<鈴木さん一家の取組01:ご家族の一覧表を作る>
(表1)鈴木さんのご家族の一覧表
お名前 年齢 性別 続柄 職業欄
鈴木一郎 37歳 男 本人 会社員
尚子 36歳 女 妻 専業主婦
翔 07歳 男 長男 小学2年生
高橋蔵子 57歳 女 義母 無職
(番外) ミケ 不明 オス なし 猫

(注)ご家族というと現在、ご一緒に生活されている方々を指しますが、次のようなケースの場合にはその方々も書き加えておきましょう。
@このキャシュフロー表を作る目的のひとつが、次の赤ちゃんをつくろうかどうかということである場合や、お母さんの体内に新しい生命が宿っているケースには名まえは仮の名で家族に加えておきましょう。
Aお孫さんが出来て、そのお孫さんの成長に、援助したいと思われている方は、そのお孫さんの名も加えましょう。
B将来、ご両親と同居される予定のある方はご両親の名前も加えておきましょう。
Cその他、その人のためにご自身やご家族の出費が予想される方の名も書いておきましょう。
D逆に、生計を別にされているお子さんなどは書き加える必要はありません。

2.皆さんのご家族の一覧表を作成しましょう。<皆さんの作業01:家族の一覧表を作る>
家族の皆さんの構成を表にしてみましょう。現在のご家族のお名前と年齢です。
(   年 月 日現在)ご家族の一覧表

   お名前

年齢

性別

続柄

職業欄

 

  歳

 

 

 

 

  歳

 

 

 

 

  歳

 

 

 

 

  歳

 

 

 

 

 

 

 

 


3.希望表の作成をしましょう。
<皆さんの作業02:ご家族の希望表を作る>
(1)ご家族のお一人お一人が自由に、今、あるいは将来、何をしたいか。自由に書いてみましょう。そして、それを基に、家族会議を開きましょう。

 

の希望表 

 

 

 

 

 

 

番号

内容

1

 

2

 

3

 

4

 

5

 

6

 

7

 

8

 

9

 

10

 



(2)鈴木さん一家と山下さんが希望表の書き方について、話しています。

鈴木一郎:「希望表って、なんですか。私が家族の希望を代表して書いてもいいのですか。」
山下:「人生の目的とはなんだろうかと考えてみますと、それは皆さんの希望とか、願いと言うものを実現することにあると思うのです。しかし、その実現のためには何事にも、お金の裏づけが必要になります。そのお金をどのように確保するか。そのために、現在の生活のどこを改善したら良いのか、また、いつにしたら実現可能なのかなど、この表を作成することで判断できるのです。その意味からも、一郎さんが代表して、書いてしまっては意味がありません。
そして、もうひとつ大事なことですが、私はキャシュフロー表を作る前提として、家族会議を開きましょうと提案しています。年に1回、紅茶やコーヒーを飲みながら、それでも、襟を正して、この希望表をもとに、家族みんなの希望を聞いて、その実現のために努力をすることはとても大切なことなのです。」
鈴木一郎:「そうすると、家族のみんなが希望表を書く意味を理解する必要がありますね。どのへんまで詳しく書く必要があるのでしょうか?」
山下:「そうですね、それは実現したい年の遠近によりますね。今年中にも実現したいことでしたら、より詳しく。また、遠い将来のことでしたら、ラフなものでよいと思います。例えば、翔君が将来、大学の文科系に進むのか、あるいは理科系に進むのか、今の段階では分からないわけですから、柔軟に対処できるようにしておいたほうが賢明です。」
尚子:「私のように、今の暮らしをもう少し楽にしたいという漠然とした希望はどう書けばよいのですか?」
山下:「キャシュフロー表はそのような家計の改善のためにもあるわけですから、それはキャシュフロー表を作成する何処の段階で検討するかを決めていけば良いと思います。」
尚子:「この表では10項目までとなっていますが、一人、最大10項目を目安にするのですか?」
山下:「そうではありません、希望表に書きたいことは、人によって、その数も、またそのレベルも違うと思います。私の考えは、とりあえず、出来るだけたくさん、希望を書いてみることをお薦めします。その中には、あやふやで、将来、しぼんでしまうような夢もあるかもしれません。家計の上から、今は無理だと思われることもあるかもしれません。けれど、家族は家族の夢を出来る限り実現するために、支えあうものだと思うのです。今は無理でも、将来のいつかは実現させたいと思うものであるものならキャシュフロー表に載せておくべきだと思います。もちろん、その夢が妥当であることは必要です。豪華な宝石で身を飾り、派手な生活をしたいというような家計の範囲を超えるような夢は自分の努力でやる以外にありません。また、その夢が偏ったものになってもいけません。よくある話なのですが、一郎さんのようなご主人が大きな家に住むことは自分の夢であるけれど、絶対に家族全員の夢でもあるに違いないと信じ込んで、多額のローンを抱え込み、日常生活を圧迫してしまう家庭もあります。つまり、夢と言うものは調和に上に成り立っていなければならないのです。逆に、お子さんの希望の中にはお子さんならではの夢もあります。大人にとっては、たいしたことではないと思うことでもお子さんにとっては大変重要なこともあります。お子さんの目線になって、一緒に実現に向けて考えてあげてください。」



トップページに戻る



   戦国武将、金森長近の人生を描いた「五郎八」の書籍化を実現する会に参加しませんか。
   金森長近は皆さん、ご存知の飛騨高山の町を造った武将です。若き信長に仕え、秀吉とともに天下統一のために働き、家康と深い親交を重ねた人です。その彼が60歳という当時としては高齢期に、飛騨制圧を果たし、一国一城の主となったのです。長近、通称「五郎八」の人生は苦難に満ち、長いものでした。妻の福や多くの信頼できる家臣たちの支えがなければ歩むことは出来なかったことでしょう。その長い人生を描いた小説が「五郎八」です。長編ですから、これまでの「左甚五郎」のように簡単に書籍化はできません。経費もかかります。そこで、私の歴史小説を読んでいただいている方々に、是非、本会に参加していただき、出版への後押しをしていただきたいのです。お願い申し上げます。人数が集まりましたら、出版社へのお願いの一助にさせていただきたいと思います。

“「五郎八」の書籍化を実現する会”に参加をしていただける方は
ayamashita@y-fp-office-japanのメールからお申し込みください。



Y-FP Office Japan by Idea21 Ltd.