家計のキャッシュフロー表


第5章 キャシュフロー表のイメージ

キャシュフロー表というと大企業が会計書類のひとつとして作るものと思われている方も多いと思いますが、今、私が皆様にお勧めしているのは「家計のキャシュフロー表」です。この家計のキャシュフロー表は別名を「未来家計簿」と呼ばれていますが、その名が示すとおり、家計簿を現在の状況から、それぞれの方の一生涯にまで、時間軸を延ばして、立体的にしたものと考えていただければイメージできると思います。時間軸に何歳までという縛りはありません。この年に独立するので、その年までのキャッシュフロー表を作るという方もおられるかもしれません。ただ、多くの方は100歳までにしています。「きりがよいですし、この年齢なら、悔いも残りそうにないからです。」と言われています。こうして作られた表に、あなたやあなたのご家族の希望を入れていくわけです。「いつかはもっと広い家に住み替えたい。」とか、「新車を買いたい。」とか、様々な夢を実現していった時に、将来の家計がどのように変化していくのかをキャシュフロー表で見ることが出来るのです。

私の事務所が無料で、提供している「家計のキャシュフロー表」アプリでも、その区切りを100歳にしています。自分が何歳まで生きるのかというのは、多くの人にとって、最大の謎で、それが分からないことが、人生を不安にさせる最大の原因です。だから、逆に言えば、自分は100歳まで生きるのだと人生設計をしたほうが良いのです。それができれば、100歳まで生きることが楽しくなるはずです。

第6章 私はキャシュフロー表を作る目的は三つあると思います。

<キャシュフロー表を作成する三つの目的>
@人生での希望を実現すること。そして、ご家族の希望も把握し、その実現のための努力をすること。
A家計破綻の危険を事前に把握し、そのための改善を図ること。
B生涯収入の適正配分を考えること。

(1)キャシュフロー表によって、人生の希望を実現すること。
私たちの人生の目的とはそれぞれの方の希望とか、願いと言うものを実現することにあると思います。しかし、私たちの社会では、何事にも、その実現のためにはお金の裏づけが必要です。例え、それが「幸せな結婚生活」であっても、お金というものがあってこそ成り立ちます。それがもし汲々としている家庭なら、どんなに愛し合う夫婦といえども、いつかは亀裂が生じ、破綻してしまうものです。そこで、私たちは人生の目的ためにお金の手当てをしなければなりません。そのお金をどのように確保するか。そのために、現在の生活のどこを改善したら良いのか、また、いつになったら実現可能なのかなど、目に見えるかたちで、表やグラフにしたものが「未来家計簿・・・家計のキャシュフロー表」です。そして、もうひとつ大事なことですが、私はその前提として、家族会議を開きましょうと提案しています。年に1回、家族全員の希望を聞いて、その実現のために努力をすることはとても大切なことです。

<重要>キャッシュフロー表を作成する過程で家族とよく話し合うこと

キャシュフロー表は家族全体の生活を考えるものです。ですから、その作成に当たっては、家族の家計の状況を把握しなければ成らないことは勿論なのですが、それよりも、家族の皆さんの将来への考え方、希望などを家族全員で、よく把握し、共有することが肝心なことです。ひとつの見本を作って、それをたたき台にして、初めて、真剣に話し合うことができるのです。また、キャシュフロー表を実現させるためには、なによりも家族の皆さんの希望を知らなければ始まりません。例えば、お子さんがどのような進路に進みたいのかによって、教育費は全く違ったものになります。あなたが幾ら「田舎暮らしが夢だ。」と思っていても、奥さんに反対されては、お金の問題以前に、実現しません。家計簿の世界だったら、今の生活ですから、都会の家庭菜園を借りることは可能でしょう。それに、夢は思い思いに、心の中に夢をしまいこんでおけばよいのですが、人生をかけるキャシュフロー表においては、誰もが、率直に自分の将来を語ることが大切なことになります。

しかし、主導権を持って、議論をリードするのはキャシュフロー表を作るあなたです。なぜなら、キャシュフロー表を作ろうと思われたこと自体、あなたに明確な人生の夢があるからです。家族の意見を取りいれながら、まとめていき、さらに、なんとか、自分の人生の夢の実現させる、そのために家族の力を結集していく努力が求められるのです。

(2)キャシュフロー表によって、家計破綻の危険を未然に防ぐこと。
将来は分からないと言われる方は多いのですが、実は確実なことの方が多いのです。例えば、お子さんが18歳になれば、大学に入り、そのためには何百万円ものお金が必要となります。だから、何の準備もせずにその時期を迎えてしまったとしたら、お子さんの夢を摘む結果になるかもしれません。

また、多くの方が一番、不安に感じられている老後のことですが、考えようによっては一番対応できるものかもしれません。年金の受給額はおおよそ把握できるようになっています。ですから、老後までに幾ら貯めておけばよいのかも計算できます。そして、何よりも、それまでに時間があるということです。時間さえあれば、わずかな節約でも、わずかな働きでも、十分にお金を作ることが可能なのです。また、時間のことを申し上げましたが、今、借金まみれになっているご家庭の家計を立て直す事は至難なことです。けれど、それが10年前にこの危機を察知して、解決し、努力していたとしたら、もっと楽に健全な家計を作ることが出来たはずです。つまり、キャシュフロー表によって、将来におこる家計の危機を察知して、未然に、防ぐ手立てを実行できるのです。


(3)キャシュフロー表によって、生涯収入の適正配分を実現すること。
先ほどの年金の話ではありませんが、多くの人が将来は不安だと言います。その結果、どのようなことがおこっているのかと言いますと、80歳や90歳になって、ほとんど寝たきりになっているようなご老人の方々が資産を何百万も抱えているという例をよく見かけます。そのお金は特殊な事情で残さなければならなかったものではありません。キャッシュフロー表の世界では80歳や90歳以降には、大きな出費はほとんどありません。それは元気な時に自分のために使うべきお金だったのです。一方、若いときに、将来も考えず、お金を使いまくり、今は苦しい老後を迎えている人もいます。この人達に共通することはご自分の生涯収入を適正に配分する術を知らなかったのです。キャシュフロー表はこの適正配分のためにも、とても有効なツールなのです。



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